高巣 文里『余白=「間」を持つシェアハウス シェアハウスにおけるバッファーゾーンの活用法』(2020年度Diploma Design Prize ノミネート/学部長賞)
作者が現在居住するシェアハウスの住人にアンケートやリサーチに協力してもらい、得られた結果をもとに、今後のシェアハウスのありかたを具体的な設計案として提示したプロジェクトである。現在の多くのシェアハウスが、一般的な戸建住宅の延長線で計画されているのに対し、作者はリサーチに基づいて個々の住人のプライベート空間と共有空間との間に「ウチの間」という中間領域を、プライベート空間と外部空間との間に「ソトの間」と呼ばれる中間領域を、それぞれ一種のバッファーゾーンとなるように提示している。実体験に基づく説得力を持つとともに、シェアハウスの平面計画における一つの「かた」を示すことに成功したプロジェクトである。
石川 弘大『みのり 自立を目指す地方での暮らし』
小山 大輝『つながる壁 / 雁木のテラス ー地域の交流インフラとしての小学校ー』
砂原 麗『22年間の心の中』
為川 隼輝『壁でできたみち 東横線桜木町駅跡のアートギャラリーとしての活用』
中島 大樹『畑を町の集い場に ー野菜とまちを育てるー』
早川 あいか『通過点から集い場へ 消滅可能性都市 箱根の新たな魅力の再認識』
丸山 伶奈『屋上×お墓 死者と生者の共存』
三浦 壱輝『地域と共に暮らす 「新しい日常」を作るコワーキングスペース』
溝川 理菜子『三浦市三崎町における過疎化の現状と展望 玄関に着目した新たな生活様式の提案 』
梁 顥嵐『 新たな生活 ー職と住の場としての今後の暮らし方の提案ー 』