柴侑里『つなぐ住まい - 記憶に関する住まいの提案 - 』
近隣に「三保松原」を有する、静岡県清水区三保の一街区を敷地として選定し、主に単身者を対象とした住宅(シェアハウス)群を計画する。提案される住宅で生活する人々と、街区内の既存住宅で生活する地域住民との間に、新たなコミュニティを形成することが、研究および提案の主要なテーマとなっている。敷地に隣接する古民家(実家)での体験をもとに「住まいと記憶」の関係を探り、「おもて」「うら」「土間」の概念を抽出して、既存住宅群と共存する新たな住宅群の試案を提示する。