2022年のドイツ長期滞在をもとに執筆した書籍。エクスナレッジ社による「建築を通して歴史を語る」という新しい形式の歴史書シリーズの一冊であり、イギリス、フィンランドに続く第三弾として刊行されました。
ヨーロッパの建築や都市を考えるとき、「ドイツ的なるもの」はしばしば捉えにくい存在として感じられます。それはなぜか?
本書はこの問いを出発点とし、古代ローマ時代から第二次世界大戦後に至るまで、ドイツ地域の建築と都市の変遷をたどることで、その輪郭を浮かび上がらせようとしました。
中世から前近代にかけてのおよそ1000年のあいだ、「神聖ローマ帝国」として、西欧キリスト教世界の形式的中心に位置づけられていたドイツ地域の長い歴史を建築と都市の視点から読み直します。
建築や都市がそうであるように、歴史もまた時間の中で層をなしながら積み重なっています。本書は、その層を建築的に読み解き、再構成することによって、「ドイツという場所」の姿を描き出そうとした試みです。
名称:歴史が見えるドイツ図鑑(書籍)
著者:粕谷淳司
建築イラスト:粕谷奈緒子
イラスト:中村知史
カバーイラスト着彩:Miltata
デザイン・DTP:鈴木徹(THROB)
地図トレース(p.190–193):加藤陽平
印刷:シナノ書籍印刷
出版社:株式会社エクスナレッジ
発売日:2026年4月1日
言語:日本語
ページ数:208