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関東学院大学 建築・環境学部 粕谷研究室

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IMG_1659.JPG IMG_1657.JPG IMG_1649.JPG IMG_1651.JPG IMG_1653.JPG IMG_1647.JPG IMG_1655.JPG IMG_1708.JPG IMG_1710.JPG 1階平面図.jpg 2階平面図.jpg コンセプト.jpg パース1.jpg 断面図.jpg 模型写真.jpg 模型写真2.jpg 立面図.jpg

安部みなみ『異世代シェアハウス - 高齢者と学生が暮らす家 - 』(2016年度Diploma Design Prize ノミネート)
横浜市金沢区にある関東学院大学の学生寮「スチューデント・ハウス33番地」の隣地を敷地として、高齢者と学生がともに生活する新しいタイプのシェアハウスを提案したプロジェクトである。内部は1階を高齢者、2階を学生の住居とした構成である。必要最小限の面積に抑えられた個室の周囲に、外部と多様な関係を結ぶ屋内の「路地」が張り巡らされており、これらが居間・食堂の役割を果たす。比較的大規模な施設だが、互いに折り重なる屋根を持つ外観は、既存住宅地のスケールを参照して構成され、周辺環境に違和感なく溶け込んでいる。全体構成から細部に至るまでよく練られた計画であり、作者の設計者としての高い資質を示す作品である。


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酒井彩香『オプションハウスメーカー ハウスメーカーの分譲住宅における新ルールの提案』(2016年度Diploma Design Prize 金賞)
現在のわが国で一般的となっている分譲住宅地を対象に、そこでの「ルール」を再定義することによって、これまでの凡庸な風景から脱却し、魅力的な街並みへと変質させようとするプロジェクトである。具体的には、「赤地」「青地」を連想させるダブルグリッドの敷地割りを導入することによって、土地の購入面積に多様性を持たせるとともに、街区内に歩行者専用の路地を作り出している。建築計画では、安価で必要最小限の面積を持つ「母屋(コア)」と、設計自由度の高い「オプション」で住宅を構成し、街並みの秩序と多様性を両立させることが試みられている。現代社会に対する批評的な眼差しと実現可能性を備えた、高度に知的な計画である。


高架下の窓辺①.jpg 高架下の窓辺②.jpg 高架下の窓辺③.jpg IMG_1776.JPG IMG_1646.JPG IMG_1641.JPG IMG_1642.JPG

田村樹『高架下の窓辺』(2016年度Diploma Design Prize ノミネート)
黄金町駅と日ノ出町駅間の高架下を計画敷地として、国内外の芸術家を招聘するアーティスト・イン・レジデンスの拠点を提供するとともに、長大な空間を利用した展示施設を計画したプロジェクトである。黄金町がアートを主体としたまちづくりを進めていることに連動しながら、大規模な展示に対応できていない現状を補う計画でもある。閉じた空間を計画するのではなく、計画全体を街の姿を映し出す「窓辺」と位置づけ、内外の関係を作り出していることに特徴があり、そのコンセプトに沿った丁寧な断面計画が行われている。作者の高いドローイングの能力を存分に活かし、そこで起きるものごとが、一幅の絵巻物のように緻密に表現されている。



IMG_1781.JPG IMG_1789.JPG IMG_1787.JPG IMG_1791.JPG IMG_1797.JPG IMG_1799.JPG 卒業制作_21358150_森紗月_1.jpg 卒業制作_21358150_森紗月_2.jpg 卒業制作_21358150_森紗月_3.jpg 卒業制作_21358150_森紗月_4.jpg 卒業制作_21358150_森紗月_5.jpg 卒業制作_21358150_森紗月_6.jpg 卒業制作_21358150_森紗月_7.jpg 卒業制作_21358150_森紗月_8.jpg 卒業制作_21358150_森紗月_9.jpg IMG_1785.JPG

森紗月『あたりまえの中で -このまちに合った、形式をもつ集落-』(2016年度足立賞、Diploma Design Prize 銀賞)(せんだいデザインリーグ2017 特別賞受賞)
多摩川の河川敷に近い宿河原の住宅街を敷地として、「戸建住宅」とは、「家」とは、「家族」とは何かを問い直すプロジェクトである。建築(住宅)の持続可能性が議論されるとき、一般的に「性能」に関する話題に終始することに対し、本計画はハードウェアに対する大胆な提案でありながら、そこでの継時的な「家族の持続可能性」に注目し、かつ、未来を向いた前向きな提案であることが特徴である。敷地内で住戸を分棟配置し、さらに隣地の住戸とセミデタッチするアイデアは現在の法規に照らしても実現可能性があり、コロンブスの卵的な発見といえる。「敷地」や「囲障(塀・フェンス等)」に新たな意味と存在価値を与えた点も、特筆に値する。


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湯田直哉『3.11+1 原発と向き合うメモリアル』(2016年度Diploma Design Prize ノミネート)
作者自身の被災体験・避難体験に基づき、世界中に原発と共に暮らす地域があること、そして今後の原発のあり方を、人々に問いかける場・空間を提案するプロジェクトである。敷地として設定した南相馬市東ヶ丘公園の丘陵に、チェルノブイリ、スリーマイル島、そして福島第一原発の三方向を向いた軸が切り込まれ、中央に三角形の地下空間が形作られる。そこでの空間体験は、被災直後の絶望的で周囲の見えない状況、次第に現実を受け止め、視野が広がる状況、そして未来に向かって復興を願う気持ちに、それぞれ対応しており、空間体験そのものが鑑賞者に向けたメッセージとなっている。難しいテーマに真摯な姿勢で挑んだプロジェクトである。


バトボロルドイ・オユン『モンゴルのゲル地域の改善 -モンゴルのゲル地区の持続可能な町-』


伊藤大河『まちの参道 -集合住宅と空間の提案-』


関美沙希『住みつなぐまち』


金林 桂子『水際線と高架下 -賑わいのあるプロムナードへ-』


佐藤 柾宏『駐輪場の活性化 -駐輪場と公園の融合-』


手塚直明『~Liven~ 活気あふれる高齢者集合住宅』


早房 巧『空間研究 -箱階段から生まれる建築-』


大庭 拓巳『町の広間 -人々の集う場所-』


丹野 和真 『o.mo.te.na.shi -体感する日本の文化-』
 


長田 宙大『イナカノシクミ -これからの田舎を築く人たちの場所-』


梅山 光希『海を望む家 -環境が人をつなげる-』

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College of Architecture and Environmental Design, Kanto Gakuin University